日本とシンガポールとの間では2020年の9月18日より「ビジネストラック」スキームが開始されました。ビジネストラックは「入国後14日間の自宅等待機期間中も行動範囲を限定した形でのビジネス活動を可能とするスキーム」です。
ビジネストラックは、主に短期出張者用のスキームであり、特にシンガポールとの間では、本スキームの利用者の渡航先における滞在期間は30日以内に限定されます。
ビジネストラックの対象者
- ビジネス上必要な人材等。
- 日本又はシンガポールに居住する者であって、日本とシンガポールの間の航空便(日本からシンガポールの入国に当たっては直行便のみ)を利用する者。
- 渡航先における滞在期間が30日以内の者。
引用:外務省
日本からシンガポールへの渡航
日本国内での手続き
- シンガポールの受け入れ企業又は政府機関がビジネストラックを利用する申請者に代わり「Safe Travel Pass」を申請し「Approval Letter」を受領する。
- シンガポールの受け入れ企業又は政府機関が「Safe Travelポータルサイト」に「渡航後14日間の行動計画」を登録する。
- 在京シンガポール大使館の承認する査証申請期間において査証申請を行う。(日本人とシンガポール人は不要)
- SG Arrival Card(ウェブサイト)を通して渡航前の健康状態及び渡航歴に関する申告書をシンガポール移民局(ICA)へ提出する。
- 14日間以上の滞在
- PCR検査証明の取得
シンガポール国内での手続き
【■ 入国時】
- 空港でPCR検査。結果判明まで1~2日間の待機
【■ 入国後】
- 入国後14日間の活動は滞在先と用務先の往復に限定
- 「TraceTogetherアプリ」のインストール+起動
【■ 帰国前】
- 14日間の健康モニタリング
- シンガポール政府指定の医療機関でSafe Travel PassのApproval Letterを提示しPRC検査証明を取得(日本から渡航する日本人は、滞在期間が14日間以内である場合は日本入国時の検査証明の取得は不要)
日本帰国時の手続き
【■ 帰国時】
- 空港での検査
- 質問証の提出・誓約書・本邦活動計画書・検査証明書の提出
- 接触確認アプリの導入等
【■ 帰国後】
- 14日間の公共交通機関の不使用
- 本邦活動計画書に基づき、14日間は自宅と勤務先に限った移動
- 14日間の健康モニタリング、位置情報の保存
シンガポールから日本への渡航
シンガポール国内での手続き
- 在シンガポール大使館にて査証等申請(日本人は除く)、誓約書・本邦活動計画書の写しを提示
- 在シンガポール大使館よるビジネストラック利用者である事を証明する「カバーレター」を受領
- 14日間のシンガポール滞在及び14日間の健康モニタリングを実施
- シンガポール政府指定の医療機関において「カバーレター」を提示しPCR検査証明を取得
日本国内での手続き
【■ 入国時】
- 空港で検査
- 質問票・誓約書・本邦活動計画書・検査証明書の提出
- 接触確認アプリの導入等
【■ 入国後】
- 14日間の公共交通機関の不使用
- 本邦活動計画書に基づき、14日間は自宅と勤務先に限った移動
- 14日間の健康モニタリング、位置情報の保存
【■ 出国前】
- PCR検査証明の取得及び帰国時のチャンギ空港でのPCR検査予約(いずれも帰国時に14日間の指定施設での隔離の免除を希望する場合)
シンガポール帰国時の手続き
- カバーレターを提示し入国
- シンガポールにおける防疫措置(帰国時に14日間の指定施設での隔離の免除を希望する場合は、空港でPCR検査を受け、結果判明まで1~2日間待機)
ビジネストラックの詳細は外務省ホームページより
ビジネストラックの手続きに関する具体的な詳細は「外務省ホームページ」をご確認下さい。
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