バイリンガル(多言語スキル)を活かした仕事

世界のボーダーレス化で一般化しつつあるのがバイリンガルスキル(多言語スキル)です。既に国民の殆どが最低2ヶ国語を話せる国も多く、日本でも早期英語学習に力を入れ始めています。本ページでは、バイリンガルスキルを活かせる職種をリストアップしてみました。

※本ページで紹介するリストは「多言語スキル」そのものを活かして業務を行っていく職種を集めたものです。「企業が持つ社内環境」によって多言語力が必要となるケースは含んでいません。

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バイリンガルスキルを活かした仕事

  • 通訳士 / 翻訳士
  • 語学教師 / 語学講師
  • 留学アドバイザー
  • 観光ガイド
  • ブリッジSE
  • ホテルスタッフ
  • キャビンアテンダント
  • 貿易事務・通関士
  • 国際秘書

通訳士(Interprenior)

通訳士は複数言語間で行われるコミュニケーションの架け橋となる職業です。通訳士が必要とされる場面は様々(ビジネス会議、国際会議、国際セミナー、観光ツアー等)なことから、通訳士には広いボキャブラリー、専門知識、精度の高い言語能力が必要とされます。通訳士の上級業務として同時通訳士があり、同時通訳では2言語間のインプット→翻訳→アウトプットを同時に行います。

翻訳士(Translator)

翻訳士は書面上で複数言語を翻訳する職種です。事業マニュアル、契約書、取り扱い説明書、書籍、映画の字幕など、翻訳業務の幅は多岐にわたります。言葉のニュアンスや意図を伝える為に高い精度の言語能力が必要とされます。また、翻訳内容によっては高い専門知識とボキャブラリーが必要とされる場合も多くあります。

語学教師 / 語学講師(Language Teacher)

語学教師は生徒に外国語を教える仕事です。塾や学校、個人で開業して生徒に語学を教えます。指導は基本的にテキストに沿って行いますが、教師と生徒の会話も大切です。生徒の年齢層が子供から大人まで幅広く、生徒の語学習得も差があり、生徒一人ひとりに合わせた学習方法が必要となるでしょう。最新のニュースや海外の流行などをインプットすることで、生徒とのコミュニケーションがより円滑になります。

日本人に外国語を教える語学教師のほかに外国人に日本語を教える日本語教師という仕事もあります。日本に住む外国人や留学生を指導する場合もあれば、外国の日本人学校で働くこともあります。そのため、日本語の読み書きや文法などを正しく身に着けていることが必須です。日本語教育機関で採用されるには、大学で日本語の語学に関する専攻を終了し、「日本語教育能力検定試験」に合格するのが条件の場合があります。

留学アドバイザー(Study Abroad Adviser)

言語力の向上を目指す留学生へのアドバイザーとして活躍するのが留学アドバイザーです。多くの場合は、自身の海外経験をもとに留学生のサポートを行います。また、留学送り先の機関と連携を取る事も多く、実践で使える言語力も必要となります。

観光ガイド/通訳案内士 (Tour Guide)

外国人向けの観光ガイド職では、日本を訪れる外国人観光客とコミュニケーションを取る為に多言語スキルが必要となります。観光ガイド職は、観光客の興味や会話内容に合わせてコミュニケーションを取っていきますので、様々なトピックに対応できる必要があります。

ホテルスタッフ(Hotel Staff)

ホテルに滞在する外国人客とコミュニケーションを取る為に多言語スキルが必要となります。ホテルという環境下でのフォーマルな言語力に加えてホテル周辺情報を複数言語で説明できる言語力が必要となります。

キャビンアテンダント(Cabin Attendant)

様々な国籍の方が利用する飛行機での業務では多言語スキルが必須となります。搭乗客からのリクエストやクレームにも適切に対応できる必要があります。

カスタマーサービス(Customer Service Officer)

コールセンターでは、英語力を活かして電話での問い合わせに対応する仕事です。ビジネスレベルの受付電話対応では、お客様のお問い合わせ内容に対して、マニュアルに沿った返答をする必要があります。そのため、相手の話している内容を理解することはもちろん、相手の知りたい答えを英語で適切に答えなければなりません。スピーキング力が大切になります。

貿易事務・通関士 (Trade clerk ・Customs broker)

貿易事務は、商品の輸出入に関する手続きや書類作成をする職業です。主に貿易会社や海運会社、総合商社で貿易事務の事務として配属されます。主な業務は「輸入業務」と「輸出業務」です。海外の企業へ発注をしたり、支払いの処理、輸送する貨物船の管理、船の到着日の確認など業務は多岐にわたります。輸出入に関連する書類は英語で記載されていることが一般的で日常的に英語を使用することになります。また、輸送状況の確認など国際電話での仕事も多いため、読み書きに留まらず、スピーキング力も必須です。短時間で正確な書類を作成したり、時間や日程に関する細かな業務を同時平行で進めるため、高いマルチタスクスキルと事務処理能力の高さが求められます。

貿易事務の仕事に就くために必須の資格はありませんが、貿易事務の知識を総合的に得られる「貿易実務検定®(A~C級)」を取得していることが望ましいでしょう。また、貿易関連知識に加え、関税法や外国貿易法などの法律知識を身につけることで「通関士※」としてキャリアを築くことも可能です。

※通関士とは輸出入品が税関を通過できるよう、貨物の価格や品名、個数などを申告する税関手続きを代行する仕事です。通関士になるためには、「通関士試験」の合格が必須となります。

国際秘書 (International Secretary)

国際秘書は、日本語と外国語で秘書業務を行う職業です。主に国際機関や外資系企業に勤めます。業務は電話やメールの対応、上司のスケジュール管理、書類作成、接客対応などがあります。外国語でのコミュニケーション能力や通訳能力、ビジネスマナーのほかに常に最新の国際ニュースをインプットしておくことが必須です。様々な国の人の対応をするため、その国の文化や風習に臨機応変に適応することも大切です。同様に、適切な日本語や日本の歴史、文化への知識も身に着けておきましょう。

国際秘書になるためには「CBS(国際秘書)検定」を受検し資格取得後、国際秘書の資格取得者を求める企業へ就職活動をします。他にも、ビジネススキルを重視するアメリカの「米国上級秘書資格」などのライセンスを取得していると就活にも有利でしょう。

ブリッジSE (Bridge System Engineer)

ブリッジSEはシステム開発などを海外の制作会社等に依頼し、プロジェクトを行うオフショア開発において、発注主(国内)と制作側(海外)の間に立ち、要件や仕様のすり合わせを行い、制作チームへの説明や各種調整、交渉を行う制作チーム内のシステムエンジニアです。システム開発に関する知識に加え高度な言語能力が求められます。また、文化・商習慣の違いへの理解や要求水準や納期調整の際の交渉力が必要です。

外交官 (Diplomat)

外交官は世界各地の大使館や領事館に勤務し、国家間の交渉や現地在留邦人の安全を確保する仕事です。外交官はまず外務省に入省したのちに、研修を経て各国の大使館や領事館に派遣されます。国際社会の多様な価値観や母国を離れた環境での勤務に柔軟に対応できることが求められます。各国の文化や歴史、政治、宗教を理解し、日本の顔役として自国の文化や社会を伝えることに勤めます。

外交官になるためには、「国家公務員採用総合職試験」「国家公務員採用一般職試験」または「外務省専門職員採用試験」に合格することが必要です。