【バイリンガル人材】言語力をチェックするための試験・検定(英語編)

バイリンガル人材の証でもあるのが多言語力です。この多言語力を測るために数多くの言語力試験が実施されています。本記事では、英語バイリンガル人材の方向けに日本国内外で知名度の高い語学試験・検定について解説をしていきます。特にこれからバイリンガル人材を目指していく方は読んでみて下さい。

そもそも英語力試験って大切なの?

英語力試験の必要度はバイリンガル人材を目指す皆様の現在の能力によって変わってきます。もし既に英語を日頃から高頻度で使っている方であれば必要度は低くなってきますし、これから自身の英語能力を伸ばしていきたい方にとっては能力向上の為の目標となるのが英語力試験です。

また英語力試験は英文ライター、英語教育関係や通訳士 / 翻訳士のように高精度の英語力が必要とされる職に就く場合に自身の能力証明のために持っておくとよいでしょう。

英語の試験にも種類がある

日本国内外には沢山の英語能力試験が存在していますが、各試験には特色があり出題されるトピックや試験結果の使用用途等は様々です。

バイリンガル人材には国内で活躍する方、出張ベースで国外に出られる方、国外に永住している方など様々なスタイルの方々がいます。全ての試験は英語能力を測る為のものですが、自身の仕事により活かせる内容の試験を目標とし、効率よく自身の英語能力を伸ばしていきましょう。

※本記事では英語の能力をはかる試験・検定をご紹介しています。英語に加えて専門分野を含んだ試験・検定は今回の記事には含まれていません。

国際基準とされる英語力試験(海外で活躍したい方向け)

  • IELTS
  • TOEFL
  • ケンブリッジ英語検定
  • TOEIC

国際的に知られているビジネス特化の英語力試験

  • Linguaskill Business

日本国内でのみ実施されている英語力試験

  • 国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
  • 日商ビジネス英語検定試験

英語能力をチェックするための試験

英語能力の試験には、世界的に認知度の高いものと日本国内でのみ実施されている試験があります。

    IELTS(アイエルツ)

    IELTSは海外留学や移住に必要な国際基準の英語力テストで、実践に即した英語のコミュニケーション能力を測ります。アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなどの教育機関で認められて3,000以上の教育機関で利用されています。特徴的なのは、1対1のFace to Faceのスピーキングテストがあり、コミュニケーション力を正確に測ることができます。受験にはパスポートが必須となりますので注意しましょう。

    テスト形式は「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の二つから選びます。「アカデミック・モジュール」は、海外の大学や大学院への就職や留学を希望している受験者向けのテストです。「ジェネラル・トレーニング・モジュール」は、イギリスやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドへの移住または研修を希望している人向けのテストです。

    TOEFL(トーフル)

    TOEFLは英語圏の大学や大学院に入学するためにに必要な英語力を判定する国際標準の英語運用能力テストです。TOEFLのスコアは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなど世界150か国11,000以上の大学や期間で活用されています。TOEFLには2種類のテスト形式があり、個人で受験できるコンピューター試験の「TOEFL iBT」と、学校など団体のみで受験できる「TOEFL ITP」があります。「TOEFL ITP」はTOEFLの過去問を利用し、大学で実施されることが多いためTOEFLの正式な記録にはなりませんので注意しましょう。

    「TOEFL iBT」はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つの能力を判定できますが、試験時間は約3時間と非常に長いです。

    ケンブリッジ英語検定

    ケンブリッジ英語検定はケンブリッジ大学出版とケンブリッジ大学英語検定機構による実生活で活かせる英語スキルを測る試験です。現在世界130か国以上、20,000以上もの教育機関や企業で導入されております。ケンブリッジ英語検定の用途は幅広く、仕事や学習、日常シーンなど幅広いコミュニケーションスキルが必要となります。

    試験内容はリスニング&グラマー、リーディング、ライティング、スピーキングの4科目から成り立っています。またオンラインで短時間で受けれるトライアルのテストもあります。このオンラインテストで、自身がどのレベルのテストを受けるべきかわかるので本試験を受ける前におすすめです。

    TOEIC

    TOEICはビジネス英語を測る代表的なテストです。日本や韓国で知名度のあるテストで、多くの企業が入社時の指標にしていますがそれ以外の海外ではあまり認知度が低いです。世界で年間250万人以上の受講者がいます。日本では生徒に一斉に受けさせる大学も増え、企業だけでなく国内の教育機関にも知名度が高い資格です。
    TOEICのテストは2種類あり、「TOEIC Listening&Reading Test」と「TOEIC Speaking & Writing」があります。それぞれの目的にあったテストを受けてみましょう。一般的に知名度が高いのは、「TOEIC Listening&Reading Test」です。

    国際的に知られているビジネス特化の英語力試験

    グローバルに知られている、ビジネスに特化した英語試験をご紹介します。

    Linguaskill Business(リンガスキル ビジネス)

    Linguaskill Businessはビジネス英語に特化した英語能力テストです。契約書の書き方から、職場環境改善の提案、市場調査、ビジネスレター、報告書など実践的なビジネス英語が問われます。現在では世界50か国の企業や団体で適応されており、国内の認知度はTOEICほど高くはないものの、イギリスやオーストラリアなどでは少しずつ知れ渡っています。仕事で商談等で英語を必要な場合におすすめの資格です。

    スピーキング、ライティング、リーディングとリスニングの4つから組み合わせて受験することができます。

    日本国内でのみ実施されている英語力試験

    日本国内のみで実施されている英語の試験についてご紹介します。

    国際連合公用語英語検定試験(国連英検)

    国際連合公用語英語検定試験は主に国際問題や時事問題が出題されるテストです。国際連合の普及活動に基づき、理念である「国際協力」「国際理解」をコンセプトにしています。そのため、英語の能力以外に世界平和や地球環境、世界の政治経済などについての知識が出題されます。国内でTOEICほどの知名度はありませんが、国際公務員(国連職員やユネスコ職員)や国際協力機構(JICA)などの国際機関に就職したい人には必須の試験です。

    テストでは、筆記やリスニング、英作文のほかA級以上は二次試験で面接が行われます。

    日商ビジネス英語検定試験

    日商ビジネス英語検定試験はビジネスの場での実践的な英語力とライティングに重視した試験です。テスト内容には、請求書、報告書、企画書、メールの作成などのビジネスで使われる英語について問われます。

    知名度はあまり高くないですが、実践的なビジネス英語力をアピールすることができます。

    自分に合った試験の選び方

    自身の英語能力の確認で受ける場合

    もし純粋に「英語能力の確認」を目的に受けられる場合は、国際基準とされているIELTS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定であれば基本的にはどれでも問題ありません。

    TOEICでも全く問題はないのですが「TOEIC Listening & Reading」と「TOEIC Speaking & Writing」で試験が分かれている為、一度に英語の基本能力を知りたい場合はIELTS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定が良いでしょう。

    英語能力のアピールに使う場合

    これは特に初中級者向けの内容です。試験結果を履歴書に書いたり自身の英語能力アピールに使う場合もIELTS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定、TOEICのどれを受けても良いですが、覚えておきたいのは「①TOEICの国際的な認知度は高くない」「②日本人が点数を取りやすいのはTOEIC」です。志望先が海外の企業等であればIELTS、TOEFL、ケンブリッジの方がもちろん印象は良いと思いますが、点数で魅せたい場合は日本人に親しみのあるTOEICで高得点を狙いにいく方法もあります。

    ※最終的にに求められるものは実戦で使える能力ですので継続的な努力は必要となりますが、同時に瞬間的な印象で変わる事も多くあります。自身をよりアピールできそうな試験を受ける事をお勧め致します。

    ビジネス英語はLinguaskill BusinessでOK

    ビジネス英語に関しては世界中で受けられているLinguaskill Businessのがお勧めの試験です。また、Linguaskill Businessの特徴でもあるオンラインテストも普段仕事と勉学を両立されている方にはうれしい仕組みとなっています。

    まとめ

    海外、国内で認知度のある英語の資格についてご紹介しました。資格は就職や転職の際、一つの武器になるのでぜひ挑戦してみてください。